ビスの芸術散歩

心に残ったドラマ、映画、劇などを綴ります。

glee

今日の朝、たまたまDream Boysについて調べたら、なんと明日1月公演分のチケット販売予定だそうです。

 

この前Sixtonesのコンサートの抽選外れたので、是非チケット取りたいですね...

早いもの順なのでかなり難しいと思いますが、、、

 

結果は明日のお楽しみですね、ここでお知らせします。

 

 

 

 

さて、今日はアメリカドラマ『glee』について話します。

 

glee』と出会ったのは、中学2年生。

NHKで夕方頃放送されていて、何気なく見ていました。

 

そこから、英語の勉強になるということで、親にDVDを買ってもらってからは、もうどハマりでした。

まず、とにかくみんな歌が死ぬほど上手です。死ぬほど。

 

主役のレイチェルを筆頭に、ミュージカル出身の俳優や女優の方々が多いんですよね。

私はミュージカルの「パーン!」ってはっきり歌うような歌い方が大好きなので、

うっとりしてしまいます。

 

レイチェル役のミシェルの歌い方、大好きです。

見た目はクイーンが好きでした。笑

 

 

gleeは、突然歌いだすし、脚本がぶっ飛んでるし、初めて見た時は結構驚いてしまうんですよね。笑

学校で起こるいじめのレベルが超えてるし、生徒は妊娠、出産の挙句、普通に子育てするし。

 

でも、見ているうちにアメリカのハイスクール青春物語!という雰囲気とストーリーにはまり込んでしまいます。

 

 

gleeを夢中になって見ていた時、

アメリカの高校に行きたくて行きたくてしょうがなかったなぁ。本当に懐かしい。

 

私が夢中になって見ていた時は、ちょうどSeason3まで製作されていたので、そこまでのSeasonが一番好きでした。Season4以降は、大好きなレイチェルに変わって新しい女の子がglee clubの主役となるのであまり好きではありませんでした。

 

でも、大学生になってSeason4を見てびっくり。

レイチェルがさらにバージョンアップして歌に深みが出ていましたし、

新しくglee clubに入ってきた女の子もアーティストっぽい歌い方の魅力がありました。

 

二人が歌うNew York state of mind、とても気に入っています。

 

今はNetflixで気軽に見れる時代ですし、また見たいと思います。

 

ではまた。

 

 

 

Kバレエカンパニー『海賊』

最近、一気に冷え込みましたね。

昨日びっくりしてしまいました。

 

そろそろ布団の中に毛布を入れてもいい季節ですね。

クリスマスも目前です。

 

 

 

さて、少し前の話になりますが、Kバレエカンパニーの『海賊』を観てきました。

 

初めて生のプロバレエ公演を見たわけですが、

ついに生のバレエ公演を見れたという事実だけですごく感動してしまいました。

 

最初に海賊船に乗って海賊たちが登場するのですが、

そのシーンで涙目です。笑

 

そして、やはりKカンパニーだけあって、すごく舞台セットも豪華でした。

ミュージカルみたいで非常にストーリーがわかりやすいので、初めてバレエを見る人にはおすすめだなと思いました。

 

また、ダンサーの方々もとっても美しかったです。

私が見に行った公演では、主役のアリは山本雅也さんが演じられていました。

 

とても自信たっぷりで、男らしくてかっこよかったです。

インタグラムもフォローしてしまいました。笑

 

 

 

私の夢は、パリ・オペラ座でロミジュリを見ることなのですが、

その前にまた日本でのバレエ公演を挟んでもいいかなと思っています。

 

ですが、どうしても日本のバレエ団だと、白人役でも全員アジア人なことに違和感を覚えてします、、笑

 

そこが気になるなら、

ラ=バヤデールなんかを見に行けばいいんですかね?笑

 

 

 

ともかく、Kバレエカンパニーの『海賊』公演、とっても素晴らしかったです。

熊川哲也さんと言えば『海賊』のイメージがあるほど、印象深いですよね。

 

Kバレエカンパニーの十八番公演も、『海賊』になるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のだめカンタービレ

ーあなたの一番好きなドラマはなんですか?ー

 

そう聞かれたら真っ先に答える作品がある。

のだめカンタービレだ。

 

のだめカンタービレは、私がイヤホンをしてわざわざ聞く音楽の中に、クラシックを与えてくれたドラマだ。

 

ドラマは、全体的に可愛らしく出来上がっているが、

映画になると顔を変える作品だ。

 

コミカルなシーンももちろんあるが、プロの表現者として生きていく苦悩を濃く表している。

 

 

のだめカンタービレの映画が公開されたのは、中学1年生の時と2年生の時だった。

前編も後編も姉と見に行った。

正直、その時は、プロの表現者として生きていく苦悩の豊かな表現よりも、

千秋先輩かっこいー!という感想の方が大きかった覚えがある。笑

 

 

演奏とともに入る千秋の穏やかな声による解説、のだめが抱える苦労、そして素晴らしい演奏。

 

のだめカンタービレを見た事ある人は、ドラマ内で聞いたことある曲に親しみを持ち、好きになるのではないだろうか。

 

 

のだめカンタービレを通して心に残っている曲は、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番だ。

劇中では第一幕しか演奏シーンがなかったが、なんてロマンチックな曲なんだろうと思わずうっとりしてしまった。

 

クラシックの中で1、2位を争うほどお気に入りの曲だ。

 

映画鑑賞後、第一幕から第三幕まで聴き、全て素晴らしくいい曲だなと思った。

 

 

 

現在では、クラシックを聴くようになったが、

クラシックはもともとどこかで聞いたことあるような曲でないと、つっかかりにくいと感じられるジャンルだと思う。

 

まだクラシック音楽と出会っていない方には、まずのだめカンタービレに是非出会って欲しい。クラシック音楽への出会いに導いてくれるに違いない。

 

中学聖日記

最近、TBSドラマ『中学聖日記』がHuluで12/31まで配信と見つけ、鑑賞しました。

もともと気になっていたので、見れて嬉しかったです!

 

 

その後Amazonプライムで『中学聖日記』を無期限配信しているのを発見してしまいましたが。笑

でも、そういった期限がないと、どんなに気になる作品でもついつい見るのを後回しにしていましますよね。

そう思うと、やっぱりツタヤレンタルのビジネス体系が一番私には合っていたな、なんて思います。

 

 

 

さて、前から気になっていた『中学聖日記』。

ドラマ放送当時は、中学生と先生の恋の話なんて、なんか気持ち悪いなぁ、と思って見ていませんでした。

 

ですが、見てみて、むしろ逆のイメージを持ちました。

世界観がよく作り込まれています。

 

中学生に先生が振り向くなんてことは、正直現実でまずありませんし、違和感しかありませんが、その違和感を感じさせないほど、ドラマの世界観がよく作り込まれており、一気見してしましました。

 

 

その世界観とはなんだろうと考えてみると、映像と音楽が非常に大きいかなと思います。

キラキラしていて、学生時代という大切な思い出を心にしまっているような、そんな音楽と映像。

 

私には、水が太陽の光に反射してキラキラしているところや、中学の周りにある緑いっぱいの景色などが思い浮かびます。

音楽は、水色と淡いピンクのイメージ。初恋、純愛のイメージですね。

 

音楽は、主題歌であるUruの『プロローグ』もそうですが、挿入歌などもとても印象深いです。

見終わって、『中学聖日記』のサントラをI phoneに入れてしまいました。

やっぱり、心に残る良いドラマは音楽にものすごくこだわっているなと思います。

 

ドラマを見たときの感動を音楽聞いただけで思い出せるってすごいですよね。

 

バラエティ番組とかで、昔のテレビドラマに使われていた音楽が挿入されていると、すぐにそのドラマが思い出されます。

 

 

 

 

中学聖日記』、とても面白く拝見させてもらいましたが、

個人的には5話以降の聖ちゃんが小学校の先生になる後から、ストーリーが一気に漫画っぽくなり、つまり現実味を帯びなくなって、なんだかなぁと感じてしまいました。

 

1〜4話の、中学生の先生のことが好きになってしまったけど、もうそれはいい思い出として心にしまって生きる、という選択を黒川くんにはして欲しいなと思いました。笑

 

そして、

小学校の生徒のダメ母親、なーんかどっかで見たことあるストーリーだなと思ったら、

携帯小説の『通学電車』シリーズでした。

 

中学生の頃好きで、わざわざ横書きの本を買って何度も読んだものです。

なので逆に言うと、テンプレとまだわからない中学生なんかにはウケるストーリーなのかなと思いました。

少し辛口でしょうか。

 

 

ですが、最近見たドラマの中ではすごく心に残りましたし、サントラもお気に入りでよく聞いています。

そして、聖ちゃんが可愛い!

夏祭りシーンのメイクとか、とっても可愛くて、今度真似してみようと思いました。

 

ではまた。

 

 

ショパンのバラード1番

私は、ピアノが弾けないどころか、楽譜も音を振らないと読めない。

 

それでも、クラシック音楽を聴くことは好きだった。

小さい頃からクラシックバレエを習っていたことや、母がクラシック一本の職をしていたことが関係しているのだろう。

 

 

 

多くの名曲が残るクラシック音楽の中で、最近はショパンのバラード1番をよく聴く。

 

最初の強く太い音から流れるように少し切ないような、細い音へと切り替わり、

あの有名なフレーズへと流れる。

細くゆっくりな音かと思えば、力強くリズミカルな音へと変わっていく。

変化する瞬間には気がつかず、いつの間にか変化しているのが、心地よくて好きだ。

 

細い音も、力強い音も、心地が良くて、うっとりと聞いてしまうような曲。

 

 

 

 

 

そういえば、バラード1番はフィギュアスケーターの羽生選手のショートプログラムで使われていましたね。

とても色っぽくてかっこいい、実写版の王子様という印象を受けました。

両腕を上げて頭の上でクロスする所なんかもう、、、色気がダダ漏れですね。。。

 

羽生くんのプログラムで有名なのは、陰陽師かもしれませんが、

私はバラード1番の羽生選手の方が色気があって好きです。

 

 

 

 

少し話が逸れました。笑

 

フィギュアスケートも結構見るの好きなんですよね。

今度それについても話してみましょうか。

 

ではまた。

 

 

 

始まり。

 

私がこの小説と初めて出会ったのは、中学2年生だった。

 

私はそれまでもともと小説を読む習慣はなく、本を読む時間があったら家族や友人と話したり出掛けている方がよっぽど好きだった。割と社交的で、友人が多いタイプだったのだ。

 

出会いは、学校の図書館だった。

確か、ぐっと寒さが増してきていた季節だったように思う。

 

授業が終わった放課後、何気なく図書館をぶらついていたら、小説コーナーにある

村上春樹の「ノルウェイの森」が目についた。

本といえば、夏休みの課題図書で課される小説しか読んだことがないような中学生だったので、図書館の中で小説コーナーに向かうのは必然だった。

 

 

当時は「ノルウェイの森」の映画化から1年経った後で、聞いたことある題名だな、と思った。

ハードカバーの小説を棚から取り出して、固く扱いにくい表紙を開いた。

最初のフランクフルト行きの便の描写を読んで、続きをゆっくり読みたいと感じ、そのままカウンターに向かって借りた。

 

家で本を開き、次の日には下巻も借りた。その日中に上巻が読み終わりそうだったのだ。

上巻と下巻のバトンタッチは、家の近所のスターバックスで行われた。

甘く暖かい飲み物を飲みながら、どっぷりと「ノルウェイの森」の世界に浸かった。

 

 

確か、四日で全て読み終わったはずだ。

これは、今まで読んだ本の中で最高スピードであった。

 

それほどに、作品にどっぷりと浸かった、というより先が気になって気になって仕方なかった。

他のことが手につかなかったのだ。

 

そして、読み終わった後には、

自分の心に浮かんできた、湧き上がってきた感情をどこかに記したいという気持ちにさせられた。この気持ちは、この小説が初めてだった。私は、ノートに自分の気持ちを綴った。そのノートにはこんなことが書かれている。

 

「今は、まだ100%この小説から感じ取れていないように思う。大学生になって、セックスをするようになってから、この小説をまた読み返したい。」

 

 

 

残念、もう一度読み返したのはまだセックス経験のない大学四年生の時でした。

 

読み返した時、中学2年生の時のように、本に貪りつくように一気に読んだ。読んでいる間、直子のいる阿美寮みたいに、なんだか現実の世界がぼんやりして見えてくるのだ。

それが心地よくも感じるが、早く抜け出したいような気持ちにもなった。

そして同時に、意外と小説のストーリーを忘れていてることに気づき、驚いた。

 

自分が小説を読むようになったきっかけの本であるのに、ストーリーを忘れているなんて。

でも、人間はそんな風にできている。

 

みんなどんなに心を揺さぶられても、その記憶がどんどん掠れていってしまう。

でも、それはなくなったわけじゃない。

 

自分なりにリメイクして、なんらかの形で残っている。

むしろ、リメイクして残した方が自分に都合いいのかもしれない。

 

今もまた、「ノルウェイの森」を読み終わった後に感じたことはぼんやりとしている。

だけど、それでいいのだ。

 

何かの拍子に、そのぼんやりがくっきりする時が来るのだ。

それまで、ただただノルウェイの森は私にとって思い入れのある、大切な小説だ、

とだけ覚えていたい。

 

セックスも経験して、いつかまた読み返した時に鮮明な感想を書きたい。